沼田会場レポート

去年のこの時期沼田市は桜が満開でした。 今回は、参加された方の提案で、すぐ近くの小学校の桜の下での記念撮影を考えていました・・・ が、 今年の桜はまだ堅い蕾状態。記念撮影の件は次回までお預けとなりました。


[会場] 沼田市中央公民館

去年は会場確保のため長時間並んで予約を取りましたが、 今年は沼田市教育委員会様の後援をいただき同時に会場をご提供いただいたので、 会場の心配することなく早くから準備を進めることができました。
  • 試験会場(定員84人)
  • 待合室(和室・二間続き・定員15人+30人)
  • 採点室(和室・定員20人)
会場の提供を受けたこと、 沼田市りんご組合様から副賞の提供をいただいたこと、 全員ボランティア(教室の生徒のお母さん方)で運営したこと、 ボランティアさんによる手作りグッズを参加賞にできたこと等々で、 参加費無料で開催することができました。


[参加者]

参加者数は去年とほぼ同数の 27人、 一般戦がやや増えて 17人。 参加者の構成は、小学生以下 17人、中学生 7人、高校生 0人、残りは大学生と一般でした。 女性は7人(小中学生)、一般戦参加の女性は4人でした。


[待合室]

控え室は主として付き添いの方のために用意したものですが、 将棋盤駒のセットを並べて置いたこともあって、 競技開始までのあいだ、多くの方がこの部屋で対局/待機されていました。


競技終了後も多くの方が残って 19時ごろまで対局を続けられていました。 遠くから来られたり、珍しい出会いがあったりする大会なので、 このような部屋を設けたのは大成功だったと思います。 手伝いしてくれているお母さん方の発案で盤駒を並べたのですが、 正直言ってこんなに大勢の方がここで競技開始までの時間を過ごされるとは思ってもいませんでした。 確かに競技会場よりこっちの方が休めるし、 将棋大好きな子供さんらは対局してる方が楽しいでしょう。


[将棋盤と駒]

← 大会で使用した盤と駒です。
予算の都合で、盤はA3用紙にプリントしたもの、駒は超安物のプラ駒です。 全国でもこんな安物セットで競技する会場はここだけでしょう。 去年もこの構成で競技していただきました。 使いづらいと思われた方もおられたと思いますが、 皆さんには特に苦情も無く競技していただきました。 申し訳ないし、ありがたいことだと思っています。
ただ、プラスチック製の駒が直接机に当たる感じで甲高い音がします。 一般にはプラスチック/ゴム製のものが使われていますが、紙に比べて重いし保管がまずいと湾曲して戻すのに苦労するとも聞いているので、少し躊躇しています。次回は何かの工夫をしたいと思います。


[表彰]

沼田会場では標準の表彰(一般戦の成績優秀者賞と初級戦の全問正解賞)に加え以下を追加しました。
  1. 一般戦にも全問正解賞 : 今年は該当者なし
  2. 一般戦参加の女性を対象として成績優秀者賞(沼田市にちなみ『小松姫賞』と名付けました)
  3. 初級戦にも成績優秀者賞
  4. 初級戦のみに参加した方の成績優秀者賞
  5. 初級戦のみ参加した女性の成績優秀者賞(こちらも同様に『稻姫賞』と名付けています)
『初級戦のみの参加者』を対象とした表彰を設けたのは、 本来なら表彰されるであろう「初級戦に相応しい方」にも表彰の機会があるべきとの考えからです。 初級戦には一般戦参加者の全員が参加(沼田会場の場合)しています。 なので、真の初級戦レベルの方がここに入り込む余地はほぼありません。

『初級戦のみに参加される方』を対象とした賞を設ることにより、 初級戦レベルの方(殆どが小学生)が入賞を目標にして本大会に参加していただけるようになるのではないかと考えています。
写真左は『初級戦』のみ参加者を対象とした成績優秀者(左から三位・中須賀友希乃、優勝・加藤健一、準優勝・矢内里奈=敬称略、以下同)、 写真右は稻姫賞(左から準優勝・中須賀友希乃、優勝・矢内里奈、三位・湯沢志乃)。 初級戦のみ参加は人数が少なかったこともあり、二人重複が出ました。 次回は一手詰だけしか解けない子等にも参加を呼びかけ、詰め将棋大会を経験してもらおうと思っています。

写真左は初級戦の成績優秀者(左から三位・西澤駿希、優勝・矢内悠翔、準優勝・村田雄人)、 右は初級戦の全問正解者(左から伊藤輔、西澤駿希、矢内悠翔、村田雄人)。

写真左は一般戦成績優秀者(左から小池崚輔、西澤駿希、桑原志隆、村田雄人=全員同点優勝)、 右は小松姫賞(左から四位・藤本葵、準優勝・片山柚朱、優勝・横村日和、三位・高平優月)。


[副賞]

沼田市りんご組合様の協賛を得、沼田市特産のりんごジュースを提供していだきました。 これで副賞の悩みが解決しました。 これらは、全問正解者表彰と初級戦の成績優秀者表彰以外の副賞に充てました。



[沼田会場オリジナル将棋グッズ]


参加賞として手作りのポケットティッシュ(左)と初級戦成績優秀者賞の副賞として同じく手作りのペンシルケース(右)。 いずれも将棋教室に通う子のお母さんによるボランティア・手作りです。 ありがとう > 湯沢さん


[惜しい]

初級戦2分50秒で桑原志隆くんが挙手。 さすがに早い。しかし6番不正解。2分台は全国でも一人だけ、 3分台でも全国で10人程度だったのでなんとも惜しい。 得点25点&10分以内提出は全国で32人いました。 何番を間違えたか調べてみると、
人数 1番 2番 3番 4番 5番 6番
10分以内に提出 32 1 1 7 1 22
5分以内に提出 10 4 1 5
3分以内に提出 3 1 2
3分以内も、5分以内も、10分以内も、間違いは6番が一番多い。分岐が多く一番複雑な問題だったので、時間を争うとついつい間違ってしまうようです。2分50秒で5問正解でもびっくりするくらい早いですが。


[大失敗]

去年の経験があり今年は割と気楽に大会に臨めました。 逆にそこに油断があって、本部への報告は『得点と時間だけ』と思い込んでしまい、 それだけをメモして答案を返却しました。 帰宅して結果を報告するためExcelを開いて愕然。

全員の解答の採点済み写真があったので助かりました。 柳田様から頂いた資料の中にあった『写しを取っておくと良い』を見て、 写真担当さんが撮ってくれていました。 これが無かったら大変なことになるところでした。 柳田様、良いアドバイスありがとうございます。 写真担当さん、ミスを救ってくれてありがとう。


[試したこと]

沼田会場では解答時間の計測を秒単位で行いました。 去年は分単位だったので同着が幾人かあり、その結果表彰者がかなり増えました。 例えば初級戦の優秀者表彰は優勝1名、準優勝3名、三位2名と計6名も表彰しました。 ジャンケン又はくじ引きで2着の3名の中から準優勝と三位を各一名選ぶことは可能ですが、 それだと実際に2番目に提出した人がくじで表彰から外れる不都合が生じる可能性があります。 この3人に挙手の順番を聞けば多分判るでしょうけど、 場合によってはもめたりすることもあり得ます。

そんなことで今回は秒単位で時間を記録するにしました。 副賞の数が限られていることもあって、できるだけ正しい順番をつけることを目指しました。 秒単位で計測することで管理側の負担増になり、 逆に不都合が生じないか多少の不安もありましたが、結果は問題無し。 会場は主審(タイムキーパー)1名、補助2名の3名体制でしたが、混乱無く全員秒計測できました。 去年より問題が難しくなり、 時間前に提出する競技者の数が少なかったことも苦労しなかった原因の一つでしょう。


[最後に]

沼田会場は今年で二回目になります。 今年も沼田で会場を開けたことを嬉しく思います。 今回も多くの皆様のご協力の下、無事終了いたしました。

群馬県各地から参加していただいた選手の皆様ありがとうございました、 付き添いの方々ご苦労様でした。
沼田会場を後援していただき、会場を提供してくださった沼田市教育委員会様に感謝いたします。
当大会に協賛いただいた沼田市りんご組合様に感謝いたします。
大会予告と結果を載せていただいた「上毛新聞」様と「マイタウンたにがわ」様、ありがとうございました。
県内中学校へ大会の案内をしてくださった群馬県中学校囲碁将棋連盟事務局 村岡潤一先生、ありがとうございました。
何度もの初歩的な質問に丁寧にお答えくださり、アドバイスいただいた柳田様、ありがとうございました。
ボランティアで会場運営に協力頂いた父兄の皆様、ありがとうございました。 一番厄介な主審(タイムキーパー)を務めていただいた松井さん、 写真担当&解答回収の佐藤さん、採点役の高平さんと湯沢さん、 受付&回収役の山下さんと中須賀さん、お忙しい中お手伝いいただきありがとうございました。 開始前の準備から終了後の後片付けまでお疲れ様でした。

来年も頑張って沼田会場を開きたいと思っています。宜しくお願いいたします。